歯のフッ素症 of International Public Health Aid

国際公衆衛生支援機構

歯のフッ素症



2005-03-15 038.JPGLinkIconスリランカの水

歯のフッ素症は、歯が萌出する前に過剰なフッ素を摂取した時に発症します。
主に永久歯、特に前歯に強くその症状が出ます。まれに乳歯にでることもあります。

スリランカでは、低地の井戸水に数ppmと高い濃度のフッ素が含まれていることが多く、
これが歯のフッ素症の原因といわれています。


中学2年生 男子






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歯のフッ素症は、歯の表面が褐色に着色し、また表面も粗くなって見た目(審美性)に大きな影響を与えます。そのため、窓口業務や店員など発展途上国では主要な勤務先である接客業などに就くことが困難になります。
着色は歯の中にまで進んでいますから、着色を除去することはきわめて困難です。


中学2年生 女子

歯の成長と石灰化

歯のフッ素症は、歯の石灰化中に過剰なフッ素を摂取した時発症します。
石灰化とは、歯の成長過程で歯を形作る組織にカルシウムやリンが沈着することをいいます。


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これは、5歳児の顎全体のX写真です。
既に萌出している乳歯の下に、永久歯が待機しているのがよく分かります。
この時期やもう少し早い時期に過剰なフッ素を摂取すると、フッ素症がおこります。

写真は、二期会歯科クリニック(札幌市)のご好意によります 





歯の石灰化時期

   歯の形成は母親のお腹の中にいる時から始まっています。
    まだ歯が生えていない時に過剰なフッ素が飲用水中に含まれていると
    フッ素症を発症します




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