スリランカの水について
水源
スリランカでは、山からのきれいな水が沢山流れて来ます
共同利用
水の豊富な高地の集落では、このようにパイプで水を引いてきて、共有しています。
このような水のフッ素濃度は低く、フッ素症の心配はありません、
生活の場として
大きな水流などは、日常の洗濯や水浴に利用されます。
もちろん、生活用水として飲用や料理にも使用されます。
井戸
一方、
低地農村地帯では、このようなコンクリート製の井戸が多くみられます。
この井戸は中央の男性が所有していますが、周囲に居住する10家族ほども利用しています。
低地の水は、地表近くで蒸発•濃縮が繰り返されるためフッ素濃度が高く、
フッ素症のリスクが高くなります。
井戸の保護
ゴミが井戸に入り込まないよう、ビニールで覆う工夫がされてあるものもあります。
昭和の半ば頃まで、日本の井戸にはフタをしていたものがありました。
水を清潔に保つため、各戸で色々な工夫がなされています。
素堀の井戸
コンクリートで縁が囲われていない素堀の井戸です。
この地域では、まだまだ現役の素堀り井戸が多数見受けられます。
廃棄された井戸
廃棄された素堀りの井戸です。
廃棄の理由は、動物に汚された、濁りがひどくなった、水質(味)が変わって飲用に適さなくなった、
など様々です。
コンクリート製でも素堀でも、一つの井戸は10年くらいが使い続けられるおおよその目安、と聞きま
した。